マイクロフォーサーズ愛好家が抱く業界への不満、新プロジェクトに共感

長年マイクロフォーサーズカメラを愛用する写真家が、その楽しみ方と現在のカメラ業界に対する疑問を投げかけています。特にストリートスナップでは、クラシックな雰囲気のレンズとレンジファインダースタイルのカメラの組み合わせが、最高の撮影体験を提供すると語ります。

しかし、多くの写真家が同様のニーズを抱えているにもかかわらず、日本の大手ブランドは、動画撮影に特化したモデルを除き、レンジファインダースタイルのカメラボディを新たに開発しようとしない現状に不満が募っています。YouTubeでも多くのユーザーが同じ要望を表明していますが、改善の兆しは見えません。

そんな中、Esquisseカメラプロジェクトの共同創設者であるCôme Courteault氏との交流が、写真家に新たな希望をもたらしました。筆者が往年のVoigtlander 17.5mm f0.95レンズへの愛着を伝えたところ、Courteault氏から共同創設者のPen FとVoigtlanderレンズのコレクション画像が送られてきたのです。

この出来事をきっかけに、筆者は「このチームは写真家の真の欲求を理解している」と強く感じたといいます。長年にわたり、カメラ業界が「画一的で想像力を欠き、感覚的な撮影体験から大きくかけ離れてしまった」と感じていた筆者は、Esquisseチームに深い共感を覚えています。これは、既存のカメラメーカーが失いつつある、写真への情熱とユーザー目線を取り戻す動きとして注目されます。