ニコンZRとソニーFX3を徹底比較：画質でZRが優位、FX3IIに高まる期待

映像クリエイターのMatti Haapoja氏によるニコンZRとソニーFX3の直接比較レビューが公開され、両カメラの性能評価が示されました。今回の比較では、特に画質面でニコンZRが優位に立ち、ソニーFX3の後継機であるFX3IIの登場への期待が一段と高まる結果となりました。

 画質：ディテールとダイナミックレンジでZRがリード

画質性能において、ニコンZRはディテール表現、ダイナミックレンジ、そしてカラーグレーディングのしやすさ（特にRED RAW撮影時）でソニーFX3を凌駕すると評価されています。一方、H.265コーデックを用いた撮影では、ソニーFX3が依然として優れた性能を発揮しています。

 オートフォーカス：両者とも高精度、ZRはREDカメラの大きな進歩

オートフォーカス性能については、両カメラともに高い評価を得ています。ニコンZRのAFシステムは、REDカメラにとって画期的な進化であり、その信頼性と速度が注目されています。

この詳細な比較は、現在の高性能シネマカメラ市場における新たなベンチマークを提示するとともに、ソニーFX3の優れた点がありながらも、ニコンZRの登場が、ソニーの次世代機FX3IIへの期待を加速させている状況を浮き彫りにしました。