ソニーは、ミラーレスカメラの導入によってその事業軌道を大きく変革した数少ない企業の一つである。
同社は2013年にフルサイズミラーレスカメラを2機種投入し、その後のカメラ業界の歴史を塗り替えた。

現在ではデジタルカメラの「Alpha（α）シリーズ」で広く知られるソニーだが、
かつては別のカメララインナップも同社の成功を支えていた。
それは「A99シリーズ」ではなく、かつての「NEXシリーズ」である。
Eマウントを採用したNEXカメラは当時絶大な人気を誇り、
数あるNEXモデルの中でも、特に一世を風靡した機種が存在したという。