写真の可能性、AIか否か？Z世代を欺く撮影技術

ある写真が、Z世代の若者をAI生成画像と誤認させた。その理由は、被写体の人物が背景から浮き上がるような表現が、カメラだけで実現可能とは思えなかったからだ。

この効果は、ホワイトバランスとフラッシュの組み合わせによって生み出されている。フラッシュの発光時間は、動きを止めるシャッタースピードのような役割を果たす。

従来、このような写真は画像合成ソフトやAI技術、あるいは背景にぼかしを加えることで作られてきた。しかし、それらは写真家というよりも、むしろ画像編集者の仕事だと言える。

もしPhotoshopなしでは何もできないのであれば、それは真の写真家と言えるのだろうか。写真技術の可能性が改めて問われている。