パナソニック、撮って出しJPEG市場に参入 富士フイルムの牙城に挑む

長年にわたり、撮って出しJPEG（SOOC JPEG）の分野で絶大な支持を集めてきた富士フイルムに、新たな挑戦者が現れました。パナソニックは、新機種「Lumix S9」と革新的な「リアルタイムLUTシステム」を投入し、富士フイルムの得意とする市場に本格参入します。

富士フイルムは、独自のフィルムシミュレーション機能によって、レタッチなしで美しい仕上がりの画像を提供。ポストプロダクションに時間をかけずに、魅力的な写真を共有したいと考える写真家から高く評価されてきました。

しかし、パナソニックがLumix S9に搭載したリアルタイムLUTシステムは、この市場に大きな波紋を広げています。専門家からは、この動きが富士フイルムの最大のセールスポイントを「破壊する」可能性を指摘する声も上がっており、両社の競争が激化するとみられています。