Camp Snap、停滞するカメラ業界に新風か

近年、革新性の乏しさから単調化が指摘されてきたカメラ業界において、使い捨てカメラを思わせるシンプルさが特徴の「Camp Snap」が新たな動きを見せている。スマートフォン業界と同様、消費者が毎年新製品を買い替える必要性を感じにくい現状に対し、Camp Snapは一石を投じる存在として注目されている。

高性能化や多機能化が進む一方、カメラはスマートフォンと異なり必須のデバイスではない。その中でユーザーが本当に求めているのは、「気軽に持ち歩きたくなる」という本質的な価値を持つカメラであることが、Camp Snapの成功によって再認識されている。記事の筆者も、仕事用の高機能カメラよりも、手軽に使える「ポイントアンドシュート」カメラを日常的に持ち歩きたいと述べている。

こうしたCamp Snapの登場は、停滞気味だった写真業界全体に、より良い方向への変化をもたらす可能性を秘めていると評価されている。