ソニーのカメラ事業戦略について、著名な写真家兼ユーチューバーのMatt Johnson氏が興味深い見解を述べています。

氏の指摘によると、ソニーの基本的な戦略は、まず一つの高性能センサーを開発し、それをハイブリッド、シネマ、Vlog用など、特性の異なる複数のカメラボディ（約4〜5種類）に展開するというものです。
そして、そのセンサーを最大限に活用しきってから、次世代チップへの投資に移行するサイクルを取っていると分析しています。

このアプローチは、研究開発（R&D）コストを効果的に分散させつつ、各部門でのセンサー生産量を高水準に維持できるというメリットがあるとのことです。

Matt Johnson氏は、現行のA7S IIIやFX3に搭載されているセンサーが開発から5年が経過している点を指摘。
このことから、ソニーは次世代センサー、特に新型FX3IIなどに搭載されるであろう新チップの開発を終えようとしている段階にあると予測しています。