DSLRカメラ市場、最新出荷データが明らかに：キヤノンが独走、ペンタックスは横ばい

日経フィナンシャル・クォータリー・レポートが、DSLRカメラのメーカー別出荷台数データを発表しました。これは2021年から2024年までの期間を対象としており、縮小傾向にあるDSLRカメラ市場の最新動向と各社の状況が浮き彫りになっています。

最新の2024年予測（または速報値）では、キヤノンが79万台と圧倒的なシェアを維持する見込みです。しかし、これは2023年の実績である92万台からは減少傾向にあります。

一方、ニコンは2023年の13万台から、2024年には7万台へと大幅な減少が見込まれています。

特筆すべきはペンタックス（リコーイメージング）の状況です。同社は2023年、2024年ともに1万台と横ばいで推移しています。他社が市場の変化に対応して大幅な増減を見せる中、ペンタックスは出荷台数が停滞している状況が示されています。

このデータは、DSLRカメラ市場全体がミラーレスカメラへの移行やスマートフォンカメラの高性能化によって縮小している現状を反映しています。各メーカーが異なる戦略でこの変化に対応していることがうかがえます。