写真家とソーシャルメディア：10年の時を経て変わる向き合い方

写真専門メディア「The Phoblographer」が、写真家がソーシャルメディアとどう向き合うべきかについて、従来の考え方を見直す新たな提言を発表しました。

この議論の発端は、現在著名な概念写真家であるジェナ・マーティン氏が約10年前に同メディアで執筆した記事にあります。マーティン氏は2014年の記事で、「写真家はソーシャルメディア上の荒らしによって意気消沈すべきではない」と主張していました。彼女の作品は現在、生成AIには生み出せない人間味あふれるものとして高く評価されています。

しかし、同メディアの筆者は、マーティン氏の当時の記事に対する「2025年の返答」として、根本的な考え方の転換を促しています。筆者は、「もはやソーシャルメディアに多大な労力や時間を費やす必要はない」と断言。写真家がソーシャルメディアにかけるべき努力の量そのものに疑問を投げかける見解を示しました。