写真業界は常に変化の渦中にあり、かつての有望市場が突如として失速することもあれば、時代遅れと思われた機器が予期せぬ形で再び脚光を浴びることも少なくありません。

そうした中、最新のカメラ映像機器工業会（CIPA）の報告によると、一時期は市場での存在感を薄めていたコンパクトカメラが、再び勢いを増していることが明らかになりました。

特筆すべきは、その販売台数がデジタル一眼レフカメラやミラーレスカメラをも凌駕する勢いを見せている点です。かつての主流機種を差し置いての復権は、まさに写真業界における意外な逆転劇と言えるでしょう。