ライカ、中判カメラ市場への再参入に注目集まる

往年の名機「S2」以来、ライカが中判カメラ市場から遠ざかっている状況に対し、業界内で再参入への期待が高まっている。

かつて「S2」は、コダック製の大型CCDセンサーを搭載し、他社製カメラでは再現できない独特の色表現を実現。ライカレンズとの組み合わせにより、数々の雑誌表紙を飾った。

「S2」の特筆すべき点は、デジタルセンサーをカメラボディに内蔵し、当時一般的だった中判バックを不要とした点だ。これは、ペンタックス645システムと並び、デジタル中判カメラの先駆けとなった革新的な設計だった。

ミラーレスカメラが主流となった現在、ライカがどのように中判カメラ市場にアプローチするのか、その動向に注目が集まっている。